まだとても春とはいえないこの最中、山梨県内の各地では福寿草（フクジュソウ）”Adonis ramosa”が咲き始めました。
福寿草（フクジュソウ）
Adonis ramosa
環境省RDB：ー
山梨県RDB：絶滅危惧lB類
フクジュソウはキンポウゲ科フクジュソウ属の多年草で、早春に陽を浴びて花を咲かせます。
山梨県内のフクジュソウ自生地では保護されている箇所が極めて多いですが、分布域が狭いため絶滅危惧lB類となっています。
園芸品種もかなり開発されていますが、日本に自生するフクジュソウは
・フクジュソウ”Adonis ramosa”
・ミチノクフクジュソウ”A multiflora”
・キタミフクジュソウ”A amurensis”
・シコクフクジュソウ”A shikokuensis”
の4種となります。
下図は園芸品種の「福寿海」であり、最も多く売られているフクジュソウとなります。
山梨県内に自生するフクジュソウ”Adonis ramosa”は、花弁がやや丸みを帯びているのに対し、品種ものの福寿海は花弁そのものが豪華なのに加え、花弁の先がやや鋭角に尖っています。