かねてより、山梨県にもセリバオウレンなる花が咲くという情報を得ていましたが、セツブンソウなどが咲くこのタイミングで、私の花の先生が情報を見つけてきてくださり、同行することになりました。
芹葉黄蓮(セリバオウレン)
Coptis japonica var. dissecta
自生地は亜高山帯針葉樹林の一帯で、あまり陽の当らない柔らかい斜面に群落を形成していました。
山梨県にはバイカオウレン、ミツバオウレン、ウスギオウレンなどのオウレン属の花々がそれぞれ咲きますが、このセリバオウレンは個体数が最も少なく、分布域も狭いと考えられています。
2018年の山梨県RDBには、このセリバオウレンは指定されていませんが、本来は指定されていてもおかしくない花といっても過言ではありません。