本日はサボテンやコーデックスの冬支度についてお伝えしていきます。外国を原産とする植物にも応用できると思いますので、是非参考にしてみてください。(ミニ盆栽・豆盆栽篇はこちら)
耐寒性について
サボテン・コーデックスの特徴
サボテン・コーデックスの冬期保護
耐寒性について
まず、植物・樹木にはいずれも「耐寒性」というものがあります。読んで字の如く「寒さに耐えうる性質か否か」ということです。人間もそうですが、あまりに暑ければ死にますし、あまりに寒ければ同じように死にます。ですから、それと同じように、植物もその種類によって保護してあげる必要が出てきます。
重要なのは、その植物の特性をしっかりと理解したうえで正しい冬期保護を行ってあげるということです。そして特に冬期に注視すべきなのが「耐寒性」であり、この性質に則って管理していきます。
サボテン・コーデックスの特徴
Pachypodium rosulatum var. cactipes(OMOTE TO URA)
11月中旬よりリリース
サボテン・コーデックスはいずれも大きく分類すると「多肉植物」の一種となります。マダガスカルや南米などを原産とするこれらの植物は、基本的に日本の冬には対応できません。その為、日本の厳しい冬から植物を保護してあげる必要がでてきます。
根元が膨らんでいるのが特徴的なこれらのサボテン・コーデックスは、その構造上、塊根部に水分を貯める性質を持っています。その為、活動期(成長期)ではない冬に、水をあげてしまうと蒸散量と灌水量が比例せずに「根腐れ」してしまいます。
一方で、中には「冬型植物」と呼ばれるサボテン・コーデックスも存在し、夏季は成長しないものもあります。重要なのは、植物の種類と性質に沿った冬期保護をするということです。
サボテン・コーデックスの冬期保護
まず、サボテン・コーデックスの冬の管理の基本は「乾かし気味」に育てるということです。成長期と同じように灌水してしまうと、ほぼ100%の確立で根腐れを引き起こし、植物が枯れてしまいます。
その為、最低気温が15℃を下回ってきた頃に、室内に取込むようにしてください。最低気温は10℃を下回らないように心掛け、少なくとも5℃以上は必ず保つようにしてください。
また、水やりの回数を徐々に減らし、12月~3月は断水してください。細根の枯死が気になる方は、一か月に一度、表土を濡らしてあげると良いです。その場合は、風通しを確保してその日のうちに鉢内部まで乾くようにします。
豆盆栽・ミニ盆栽は
〇水やり:2~3日に一度
〇日光:いらない
〇風通し:いらない
サボテン・コーデックスは
〇水やり:しない(一か月に一度)
〇日光:必要
〇風通し:必要
となります。
寒さに当てず、日光を当て、風通し良く。これさえ気をつければ、来春には再び活動を開始し、元気な姿で植物を楽しむことができます。是非、参考にしてみてください。
なお、2022年11月中旬より、OMOTE TO URA2022-2023 F/Wの2nd Deliveryがスタートいたします。このタイミングでサボテン・コーデックスも入荷いたしますので、是非ご確認ください。
Gymnocalycium stellatum var. kleinianum
ギムノカリキウム・瑞昌玉
Cereus variabilis f. monst
セレウス・金獅子
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