【桧:ヒノキ】
Japanese cypress
Chamaecyparis obtusa
石化ヒノキ(引用:e-bonsai)
ヒノキはヒノキ科ヒノキ属の常緑樹。一般的には木材として利用されるのが有名ですが、盆栽におけるヒノキは割とスタンダードな樹種として知られています。盆栽に利用されるヒノキは、
・石化ヒノキ
・津山ヒノキ
・連山ヒノキ
などで、その他園芸種として知られるコニファーなども活用されることがあります。
【基本の育て方】
ヒノキは元々高山の尾根筋などに自生する樹種で、乾燥と湿り気のメリハリがある環境を好みます。その為、風通しは確保したうえで、メリハリのある灌水が重要となります。また、真夏の直射日光は避けて管理してください。
【基本の水やり】
ク年間を通して、表土と土中がしっかり乾いてから灌水するのが良く、目安は、春秋は一日に1回、真夏は一日に2回、冬は三~五日に1回となります。
【施肥】
油カスなどを主体とした緩効性肥料を施肥します。春肥も4月頃から与え始め、秋肥は真夏直後から与えます。完成樹の場合は控えめでかまいませんが、生育段階の樹には多肥培養を心がけてください。
【芽摘み・剪定】
盆栽に利用される葉の細かいヒノキは、成長も旺盛のため、シーズンごとの芽摘みというよりも、剪定を兼ねた整形を行います。重要なのは全体のバランスを考慮しつつ、樹形を整えるということで、成長期の間はこれを繰り返しながら小枝を増やしていきます。