つい先日観に行ったアズマイチゲはまだ背が低く、満開とはいえませんでした。そのため、時期を少し遅らせて再びアズマイチゲの群落を尋ねました。
東一華(アズマイチゲ)
Anemone raddeana
環境省RDB:ー
山梨県RDB:絶滅危惧lB
すると、上図のように陽の当った薄暗い林床から、見事に顔を出してくれました。
アズマイチゲはキンポウゲ科の多年草で、日光が花に当たらないと萼片を開いてくれません。近縁にキクザキイチゲがありますが、キクザキは葉が深く裂けることから、同定できます。
続いて確認したのはハナネコノメです。
花猫の目(ハナネコノメ)
Chrysosplenium album var. stamineum
環境省RDB:ー
山梨県RDB:絶滅危惧lB類
ハナネコノメは深山の渓谷沿いに生育する日本固有のネコノメソウ属の一種で、白花ネコノメソウの変種とされています。
山梨県RDBでは、出現メッシュ数もそこまで多くなく、絶滅危惧lB類に指定されていますが、源流釣りをする私としては比較的見る機会の多い花です。昨年よりもやや遅れて咲き始めているようでした。
また、スミレやシュンランなどの春の野山を代表する花々がようやく咲いています。
タチツボスミレ
ノジスミレ
シュンラン