Twitterというものにはプロフィールといいうものがある。(下図参照)
上記のように、「自分が何者であるか」が書かれているスペースだ。
(OMOTE TO URA Official Twitter)
よくここに「邦ロック」などと書く人が多いが、これは「私は邦楽ロックが好きです。興味があります」ということだ。
しかしそんな「邦ロック好き」の彼ら、彼女らはLOUDNESSを知っているだろうか?
これは完全なる偏見だが、そういった人々のほとんどが基本的にONE OK ROCKのTakaとback numberしか知らないし、LOUDNESSを聴いたことがない。
今回のBLOG「CULTURE」では、そんなLOUDNESSの魅力をたっぷりとお届けする。
①LOUDNESSとは
(左から山下、二井原、高崎、鈴木。出典:https://columbia.jp/)
LOUDNESSとは元LAZYというバンドで活躍していた高崎晃と樋口宗孝が中心となって、結成されたHMバンドである。
現在のメンバーは二井原実(Vo.)、高崎晃(Gt.)、山下昌良(Ba.)、鈴木政行(Dr.)の4人からなる。
1981年にLOUDNESSとしてデビューしてから、現在までメンバー交代などを経て、活躍を続ける世界基準のロックバンドと言える。
80’s中盤には、海外進出を果たし、ビルボードに彼らのアルバム「THUNDER IN THE EAST」を送り込んだ。
また1985年にはMötley Crüeの前座としてライブを開催したこともあり、世界的認知度で言及するとしたら、このLOUDNESSというバンドが圧倒的知名度を誇ることになる。
(Mötley Crüe 出典:https://www.barks.jp/)
②なにが魅力となっているのか
このLOUDNESSというバンドは、HR/HM好きなら知らない人はいないだろうが、一体彼らの何が魅力的なのだろうか。
それは日本人としてはじめてMSGでライブをしたことや、Mötley Crüeの前座をしたなどの、外的要因ではない。
ではなぜこのLOUDNESSというバンドをロック好きが好きなのか。それは
「かっこいいから」
である。
勿論ふざけているわけではない。
しかしその他に形容のし難いバンドなのだ。
このバンドが存在しなければB’zもGLAYも、若いロックバンドも誕生しなかったほどの「カッコよさ」をまとっている。
1981年の「THE BIRTHDAY EVE~誕生前夜」というデビューアルバムには、Van Halenの影響や、プログレッシブロックなどの影響が随所に見て取れる。
1981年当時の日本の音楽の傾向は圧倒的に、演歌と歌謡曲がしめており、そんな社会的情勢のなかで、ぶっ飛んだHMを鳴らしていたことが、まず驚きである。
またGt.の高崎晃はMetallicaからの加入オファーを受けたほどの、ギタープレイにおける技術の持ち主だ。
(Metallica)
高崎晃のギターで代表的なものには「KILLER Prime」や「KILLER SITAR」が挙げられる。
B’zのTak Matsumotoが「Gibson Canary Yellow」、charが「Fender STRATOCASTER」、高崎が「KILLER」の使い手だと考えてもらうと分かりやすい。
Akira Takasaki From LOUDNESS(出典:https://tprs.com/)
Tak Matsumoto From B’z (出典:https://gibson.jp/)
char (出典:toy-music.net/)
高崎晃のギター奏法における特徴は何といっても「タッピング」である。
彼の持つこのタッピング奏法のスタイルは、80年代初頭のHM界では群を抜いており、Mr.Bigのポールギルバートや、その他多くのギタリストにも大きな影響を与えた。
特に彼の生み出すリフがLOUDNESSの楽曲の大きな強みとなっていることは間違いない。
③若い人こそ一聴を
若い人たちは、以前と比較して、音楽に触れる機会は圧倒的に増えた。
しかしそれと同時に、音楽的な知能指数と言えるものは低下したことは間違いない。
だがこのLOUDNESSの曲を一度聴いてみてほしい。
これが、これこそが「ロック」そのものの音であって、特にギターというものはピロピロしていればいい、というものではないと気づくはずだ。
「ロックってこんなに音が太いのか」ということを、身をもって体験してほしい。
今回OMOTE TO URAが聴いていただきたいアルバムは「THUNDER IN THE EAST」である。
この「THUNDER IN THE EAST」は、LOUDNESSが世界進出を果たすきっかけとなった、感慨深いアルバムである。
このアルバムに関しては、後日「名盤シリーズ」で書き尽くす予定なので、ここには詳しく書かない。
しかし、いずれにせよ、このアルバムこそが日本のHMの原点であって、あの時点での最高傑作であることは間違いない。
どうか、今、ロックしてほしい。
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