はじめに
「B’zは聴くけれど、他のバンドにはあまり興味がない。聴く機会もない」という声をよくきく。弊社のTwitterをフォローしてくださっている方が、DMにて「B’zは知っているけど、そこから先のロックを追いづらい。だからOMOTE TO URAさんでその先のロックを教えてほしい」という声をかけてくださったこともある。
だが、ただの個人が個人に対し「〇〇を聴くべきだ」というアティチュードはあまりに短絡的で、あるいは一種の「押しつけ」のようになってしまう可能性を十分に秘めている。音楽の聴き方は自由であるべきだし、愛するロックバンドがどんなバンドであろうと、他人にとやかく言われる筋合いはない。
しかし、個人的には、B’zというバンドがルーツとしてきた音楽を聴かないことは本当に勿体ないように思えてならない。B’zがルーツとしてきたロックを知ること、聴くことは宝箱を開けるようなもの。そしてその宝箱の中には、一回きりで終わってしまうファストなコンテンツがあるわけではなく、永遠に楽しみ続けることのできるものが入っている。そしてその「お宝」から歴史の縦軸を知っていくことができる。なんてステキなんでしょうか。
今回、弊社代表ワダアサトがApple Musicにて「B’zが影響を受けたロック」という内容のプレイリストを作成してみた。そして曲順を相当に練りこみ、どんな順番がカッコいいのか、この年代の代表曲はなんなのか、そんなことを考えながら作成した。(もちろんオリジナルアルバムが最高)
そしてこのプレイリストを聴けば、ハードロックの歴史が大まかに理解できることと思う。ビギナーにはとっても分かりやすいはず。
是非、このプレイリストを一度でいいので聴いてみていただきたい。本当にロックってカッコいいんです。一度入ったら抜け出せないんです。是非、そんな「沼」に皆様も溺れてみてはいかがでしょうか。
出典に関して
このプレイリストに挿入された楽曲は、主に
・B’zの二人が直接会報やメディアで言及したバンド
・B’z LIVE-GYMにて流れたSE
を参考にしている。
極一部、カバーしたことのある楽曲(ソロも含めて)、あるいはその年代を語るうえでどうしても外せない楽曲を挿入している。基本的にはルーツだと考えていただいて遜色ない。
また楽曲において、一部オリジナルではなくライブ盤や別ヴァージョンを挿入している。それは特に該当楽曲が「音が極端に小さい」(制作年の問題等によって)などのバランス的問題がみられる為だ。
Apple Musicに関して
下記プレイリストは全てApple Musicにて作成している。これはあくまでも、サブスク加入を勧めているわけではなく、合理的判断の上に成り立っているものだとご理解していただきたい。
現在Apple Musicは三か月間の無料トライアルを実施している。既にアカウントをお持ちの方は、そのままお楽しみいただければ幸いです。
このプレイリストには合計130曲が収録されています。
①60’s HR/HM
②70’s HR/HM
③80’s HR/HM
④90’s HR/HM
⑤2000’s HR/HM
⑥2010’s HR/HM
終わりに
以前、とある音楽評論家が、
「切り花のように飾られては枯れていくポップ・ソングばかりではなく、地植えの庭木のように、花が散ってもまた来年咲くことを楽しみに待つような…」
という内容のことを書いていた。ここで言われる「ポップ・ソング」とはいわゆる「POPS」のことではなく「ファスト・ミュージック」とも言い換えることのできる音楽や、音楽消費の様を指すと解釈している。
確かに「ロック」はその解釈が時代と共に変化し、マーケットの真ん中を占める時代ではなくなった。しかしこれはテレビが大きな影響力を行使できなくなったプロセスと同じように、その他の媒体が躍進すれば淘汰されるものがある、という当たり前のこと。
でも、ロックは未だにカッコいいんです。本当に。
もしこれらのプレイリストを聴いて「お、いいじゃん」と思ったら、そのバンドのアルバムをぽちっと購入してみてほしい。冒頭にも申し上げたように、好きなことを増やすことはとっても楽しい。世界が広がる。そしてそのことは生きる上での、楽しみを享受することに直結する。
是非、ロックを聴いてみてほしい。そしてもちろんだが、ここに挙げたジャンル「HR/HM」以外にもステキなジャンルがこの世には溢れている。そちらも聴いてみてほしい。
この度はコンテンツをご覧いただきありがとうございます。
次回もよろしくお願いいたします。