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デザイン、基本の「き」

この世の中には「デザイン」が溢れている。

街を歩いていても、夕飯の食材を買いに行っても、電車に乗っていても、全ては「デザイン」で埋め尽くされている。

 

私は2018年の8月後半から、やっといくつかの「デザイン」案件をいただけるようになった。その中で当然、学ぶことや気づくことが多くあった。

 

今日はそんな「デザイン」における基本の「き」を、ぜひご紹介したい。ご自分でデザイン制作をなされる時や、他人に依頼するときも頭に入れておいて損はないはずだ。

 

 

①「デザイン」は「手段」

②「何が伝えたい?」5W1H

③書体によるイメージ

④動線の与える印象差

⑤何が伝えたいのかでデザインは変わる

 

 

①「デザイン」は「手段」


これを読んでくださっている皆さんは「デザイン」をなんのことだと考えているだろう。

装飾?

アート?

 

いや、どれも近いようで実は違う。

「デザイン」の本質はあくまで「手段」だ。

「デザイン」は完成すれば、それで終わりではないし、ましてや何かの目的そのものではない。

 

「デザイン」とは、何かを達成するための手段にすぎない。

 

「フライヤー」と一口にまとめても、そこには内包される「内容」があるはずだ。

例えば、

・イベント開催のお知らせ

・新商品の発売のお知らせ

などと言うように。

 

しかし重要なのは、下の画像にあるように「目的」を明確にすることだ。

 

つまり「デザイン」とは「伝わらなければ意味がない」のだ。

 

 

 

②「何が伝えたい?」5W1H


「デザイン」は感覚的に作り上げるものではない。

デザイン制作をするためには、コンセプトありきの「5W1H」をしっかり考える必要がある。

これを考えることが、デザインの出発地点となる。

むしろ、これがないデザインは「無意味」とも言える。

「WHO」というのはターゲットであり、ペルソナにもなりえる。

当然、この5W1Hをしっかりと詰めておくことで、取るべき「戦略」(デザインの全体像や詳細)が変わってくる。

 

 

 

③書体によるイメージ


⑴書体

⑵力強さ

⑶ロゴの考え方

 

 

⑴書体

まず下の図を見てほしい。

ここに書かれているのは上から

・ゴシック体

・明朝体

である。

 

この二つの書体はPCやスマートフォン、雑誌、小説などで見かける「超基本的な」書体である。

それぞれにイメージがあるが、この選択も上述した「コンセプトありきの5W1H」が決まっていなければ選択できない。

そしてなにより重要なのは「統一させる」ということだ。

デザインを専門にする職業の方はそうではないが、学んでいない方が例えばフライヤーなどを製作する場合、全ての書体を統一するだけでまとまりがあるように見える。

 

 

⑵力強さ

下に二つの「力強い」という文字があるが、どちらがより「力強く」見えるだろう?

そう、文字は太ければ太いほど「力強く」見える。

上の画像は上から「HGP創英角ゴシック体」「游ゴシック体」であるが、ゴシック体でもその種類によって、見え方は大きく異なりイメージも異なるということを頭に入れておこう。

 

 

⑶ロゴの考え方

私の好きなバンドにB’zというバンドがある。このB’zのロゴを見ていくと、まさに音楽のみによって活動するという音像まで含めた精神性が表現されている。

画像の下にある、細い「B’z」は、力強さやロックバンド感が失われ、「ダサく」見えないだろうか?こんなB’zは聴きたくない。

 

私が仕事でロゴを考えるときは、クライアントのコンセプトや現状、その他全てのことを事細かにヒアリングしてからスタートするが、一般の方で「そんなことしている時間ない!」という方は、まず何にしても②で伝えた「コンセプトありきの5W1H」はしっかり考えてほしい。

 

 

④動線の与える印象差


まず、構図の基本として下図にあるように、横書き・縦書きによって、人の視線は変化する。


横書きなら左・上から、右・下へと人の目が動き、縦書きなら右・上から、左・下へと動く。

例えばイベント開催のお知らせのためのデザインならば、イベント本体の細かい場所や注意点などは「視線の最後」つまり、横書きなら右・下、縦書きなら左・下に書く(※)のがベターだ。

※専門的デザインの場合はこれに限らない。

 

そして平面デザインにおいて何よりも重要なのは「動線」である。

動線というのは書いた字のごとく「目が動く線」だ。

下の図のように、アピールしたいポイントや文字の大小が”意図なく”あべこべになっているのは、デザインの体裁だけとっても「ダサい」し、何よりデザインの意味がなくなる。

[ダメな例]

 

[いい例]

 

 

 

⑥なにが伝えたいのかで
デザインは変わる


例えば、OMOTE TO URAがジャズイベントを開催すると仮定する。

内容は、お酒をのみながらレコードを聴くというものだ。

下にいくつかの例を挙げる。

※差異が分かりやすいように同じコンテンツを利用する。

 

⑴多くの人に来てほしい場合

⑵ニッチな層だけ狙う場合

⑶OMOTE TO URAの顧客だけに伝える場合

⑷集客は考えず、インパクト重視の場合

⑸Instagramに掲載する場合

 

⑴多くの人に来てほしい場合

この場合は、アイキャッチのある言葉を入れることで、とにかく分かりやすく、そして手軽に参加してもらいやすいデザインとなる。

 

⑵ニッチな層だけ狙う場合

既にジャズ好きのニッチな層を狙うデザインは、ジャズアーティストの名前を前面にピックアップすることで、その興味を惹く。

またカラーもジャズとの親和性が高い深いブルーにすることで、訴求力を高める。

 

⑶OMOTE TO URAの顧客だけに伝える場合

OMOTE TO URAの顧客に伝えたい場合、余計な情報はいらない。omotetoura.jpを表記することで、ウェブサイトへの積極的な導入を図る。

 

⑷集客は考えず、インパクト重視の場合

 

インパクトを与える場合、重要と考えられうる情報を優先的に掲載させることで、イベントの内容を想起させる。だが、これは最も伝わりにくいデザインで、デザインの目的が「インパクトそのもの」になってしまう悪い例。

 

⑸Instagramに掲載する場合

 

Instagramをやっている方は理解できると思うが、SNSの中には膨大な情報がある。その中に細かい字で説明を書いても、読む人はそういない。

だからビジュアルでは分かりやすい必要最低限の情報を明記し、コメント欄で詳細を伝達するのがいい。

 

 

さて、ここに挙げたのはあくまで私が適当にデザインした例ではあるが、「目的」や「伝えたいこと」によって、デザイン手法は大きく変化するということが分かって頂けただろう。

 

デザインとは、あくまで目的を達成するための手段であり、デザインそのものが目的にはならないということをしっかり頭の中に入れておいほしい。

今後、「色」についても書いていく。

 

 


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