Rock

Greta Van Fleetにロックの歴史と再構築の意味を見つけた

今日はこのGreta Van FleetというバンドについてOMOTE TO URAが独自の見解を書き尽くす。

 

 

①「やべぇ」しか出てこない

②往年のHRファン、夢中説

③HRのアップデート

 

 

①「やべぇ」しか出てこない


Twitterというものは便利だ。

手軽に「今」を知ることが出来る。

 

当然だがなにも「バカッター」と言われる、知能指数の低いユーザーばかりがいるのではない。

多くの人がルールを守り、宝に等しい「情報」を流してくれる、時代の優れものだ。

 

ある日、私はサマソニについてのことをTwitterで調べていた。UKロックファンを取り巻く現状のアクトと、ロキノン社に掲載された情報を確認するためだ。

そんな時、あるユーザーのつぶやきが目に留まった。

それは、

「今年のサマソニに出演するあるバンドのフロントマンがオススメしているバンド」

というような内容であった。

 

このバンドのフロントマンには本当に様々なロックを教えていただいたが、未だその感覚の若さと知識の量には脱帽するしかない。そして歌がうますぎる「歌のお兄さん」でもある。

 

私としてもこのバンドの名は聞いたことがあったが、積極的に聴こうとは思わなかった。

しかし、Twitter上で流れてくる彼らのライブは、まさにクラシックロックそのもので、私の耳には嬉しいご褒美であった。

一瞬で虜になった。

 

それがタイトルにもある「Greta Van Fleet」(グレタ・ヴァン・フリート)である。

 

Greta Van Fleet(出典:https://gekirock.com/news/

 

OMOTE TO URAでも今後「ハードロックはオワコンか?」的な記事をアップするが、そんなことはないのかもしれないと思わされたバンドで、久しぶりに大きな衝撃を受けた。

 

 

 

②往年のHRファン、夢中説


時代というものは常に移り変わり人々の生活が変わっていくように、ロックというものももはや「概念」から変わっていく。

ツェッペリンのHRにはじまり、AC/DCやパープル、そしてUKロック、ポストパンク、ニューウェーブ、オルタナティブなど、その時代によって「良い」とされるものは違う。

そして今、HRは下火の時代だ。これは間違いない。

 

日本も含めた世界のヒットチャートにはHRを軸にした音楽はランクインしない。

 

しかし、このグレタ・ヴァン・フリートはHRを軸に、クラシカルなスタイルでのロックというものを見せてくれる、本当に稀有な「今」のバンドであると確信している。

 

vo.のJosh Kiszka(ジョシュ・キスカ)は、ロバートプラントを今の時代にしたようなスタイルで、その歌を歌いあげる。

そして彼のファッションスタイルも、70’s~80’sのHRのそれで、まるで過去のHRバンドが蘇ったかのような錯覚を受ける。

 

 

しかし「クラシカル」「ハードロック」であることだけでは、往年のロックバンドには敵わない。

ではなぜ私がここまで、好きになれるのか。

それは、きちんとHRを今の音像にアップデートして聴かせてくれるからである。

 

 

 

③HRのアップデート


グレタ・ヴァン・フリートは、確かに往年のHRの音像、クラシカルなスタイルでのハードロックを魅せてくれる。

ギターは繊細でありながらも大胆で、実にジョーペリー的であるのと同時に、リフはツェッペリン的である。

渇いたドラムはジョンボーナム、先述したようにヴォーカルはロバートプラントから濃い影響を受けていることは間違いない。

 

しかしだからと言って彼らを某会社のように「次世代のレッドツェッペリン」「現代のレッドツェッペリン」と呼ぶのにはどうも違和感がある。

(出典:www.atmatome.jp

 

ツェッペリンというバンドは現在40代以降の世代には革新的に映ったことだろう。なによりHRそのものを体現してきたバンドだからだ。

しかしTakの言うように、ツェッペリンは今の日本の若いリスナーにはなかなか理解しづらい部分がある。

 

つまり、日本で再生産された欧米出自のサウンドに慣れたリスナーの耳にはなかなか馴染まないということだ。

 

しかしロックというものは、確実に再生産が繰り返され、新しかったものもまた古くなっていく。

そんな中でグレタ・ヴァン・フリートのようなバンドが出てくることは、極めて大きな意味を持つ。

それがタイトルにもあるように「ロックの歴史と再構築」なのだ。

 

再構築には「壊す」ことが求められる。しかし壊すことならば、誰だって出来る。重要なのは「壊した」後の再構築であって、新旧の絶妙なバランスと2019年というこの時代におけるある一つの「新しさ」である。

グレタは、現代のファスト的でコンビニエンスな音楽に慣れた多くの若者の耳に、ハードロックの文脈を通し、音を投げかける。

そして若い人もグレタを聴いて、ハードロックとそれらが辿ってきたプロセスを知る。

 

それがロックの歴史と再生産、再構築の意味だ。

 

 


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2 Comments

  1. グレタが比較的新しいバンド(形態として)か?と問われれば違うのでは?
    グレタは確かにハードロックだが、メジャーシーンで売れているかと問われればそれは違うように思う。
    そしてメジャーで売れるためにはハードロックの音を捨てなければ無理。まさにワンオクロックさんのアルバムがそう。魂を売った、と捉えられても仕方ないほどのアルバムだった。

    1. ぴこ 様
      コメントありがとうございます。
      私は文中にてグレタを「新しいバンド」とはカテゴライズしていませんし、メジャーシーンでの売れる売れないについての論を唱えたつもりもありません。
      しかしぴこ様の仰るように、メジャーでハードロックが売れないというのは、日本のトップクラスのバンドを除いてその通りだと思います。
      ワンオクロックについては、あまり聴いたことがないため、分かりかねます。機会がありましたら聴いてみますね。

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